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昭電疑獄 しょうでんぎごく

百科事典マイペディアの解説

昭電疑獄【しょうでんぎごく】

化学肥料会社昭和電工(社長日野原節三)が復興金融金庫融資を受けるために政界に多額の贈賄を行った事件。1948年6月以後日野原をはじめ,芦田均首相,西尾末広副首相など44名が起訴され,芦田内閣は総辞職した。
→関連項目芦田均内閣日本民主党

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうでんぎごく【昭電疑獄】

1948年に政治問題となった,復興金融金庫から昭和電工株式会社への融資にからむ贈収賄事件。昭和電工は森コンツェルンの重要な総合的化学工業会社であったが,戦災のため中心の川崎工場が壊滅的な打撃を受けた。また戦後の財閥解体を利用した芦田均らの策動により,社長が森暁から日野原節三に代わった。日野原は会社の再建と拡充のため復興金融金庫から巨額の融資を受け,その額は48年6月までに約23億6000万円,化学工業関係企業への融資の36%を占めた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

昭電疑獄
しょうでんぎごく

昭和電工事件」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の昭電疑獄の言及

【疑獄】より

…特に昭和20年代は,政府の民間に対する保護政策を焦点とした事件がめだっている。1948年の昭電疑獄は,傾斜生産方式による復興金融金庫の政策融資をめぐり,GHQ内の対立もからんだ事件であり,54年の造船疑獄は,計画造船における見返り資金(利子補給,開銀融資)をめぐり,検察内の対立もからんだ事件として著名である。昭和30年代以降,許認可行政の範囲の拡大と国際的な融資の増大とにより,第1次・第2次FX選定問題,インドネシア賠償問題,ソウル地下鉄問題,税政連問題,KDD事件などの疑獄が表面化した。…

※「昭電疑獄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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