時世時節(読み)トキヨジセツ

デジタル大辞泉 「時世時節」の意味・読み・例文・類語

ときよ‐じせつ【時世時節】

その時その時の移り変わり。その時その時のめぐりあわせ。
「これも―で、致し方がなかろう」〈広津和郎風雨強かるべし〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「時世時節」の意味・読み・例文・類語

ときよ‐じせつ【時世時節】

  1. 〘 名詞 〙 その時代その時代の風潮。その時その時のめぐりあわせやうつりかわり。
    1. [初出の実例]「どふも時節(トキヨ)じせつで心にもねへ悪法も、おまはんゆゑなら身を粉にしても」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「時世時節」の解説

時世時節

その時代その時代の風潮。その時その時のめぐりあわせやうつりかわり。

[使用例] 本統時世時節とは言いながら、世の中は考えるといやになってしまいます[永井荷風*花ちる夜|1900]

[解説] 「時世」も「時節」も時代、また、その時代の世の中の風潮。同じような意味合いの語を重ねて強調した表現

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む