デジタル大辞泉
「時知らず」の意味・読み・例文・類語
時知ら◦ず
時期をわきまえない。四季の区別もなく、年じゅう変化がない。
「―◦ぬ山は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪のふるらむ」〈伊勢・九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とき【時】 知(し)らず
- ① 時の移って行くのに気づかない。時代の流れを知らない。
- [初出の実例]「かく時もしらぬすまひせし程に、とし月すぎけるも知られざりつるほどに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
- ② 時節を選ばない。季節にかかわらない。また、そのことやもの。
- [初出の実例]「御製、時知らぬ花もときはの色に咲けわが九重は万づ代の春」(出典:尾張家本増鏡(1368‐76頃)一五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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