晩学(読み)バンガク

デジタル大辞泉 「晩学」の意味・読み・例文・類語

ばん‐がく【晩学】

年をとってから学問に志すこと。

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精選版 日本国語大辞典 「晩学」の意味・読み・例文・類語

ばん‐がく【晩学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あとから進む学者後進の学者。後学。
    1. [初出の実例]「初心晩学和敬随順」(出典:永平道元禅師清規(13C中)衆寮箴規)
  3. 年をとってから学問に志すこと。
    1. [初出の実例]「二経充晩学、那問旧丘墳」(出典菅家文草(900頃)三・読書)
    2. 「南郭幼名は幸八と云へり、晩学なり」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
    3. [その他の文献]〔張‐贈鄭司業詩〕

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普及版 字通 「晩学」の読み・字形・画数・意味

【晩学】ばんがく

後輩学徒。また、年長じて学ぶ。〔鶴林玉露、甲二、晩学〕高五十にして始めて詩を爲(つく)り、少陵(杜甫)の推すと爲る。老(洵)三十にして始めて書を讀み、歐(陽脩)の許すと爲る。功深く力到るときは、早無きなり。

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