普通の国(読み)ふつうのくに

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普通の国」の意味・わかりやすい解説

普通の国
ふつうのくに

新進党小沢一郎が 1993年,著書『日本改造計画』の中で展開した日本のあるべき姿。その中で著者は日本が真の国際国家となるために,(1) 「国際社会において当然とされていることを,当然のこととして自ら責任において行うこと」で, 安全保障に関しても例外としない。 (2) 「豊かで安定した国民生活を築こうとしている国々に対し,地球環境保護の課題について, 自ら最大限の協力をすること」が必要であるとした。これに対して, 軍事大国化を目指すものではないかとの批判的意見もあった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android