crystal habit ,habit ,appearance of crystal
同一種の結晶で,結晶面の組合せの相違による結晶の外形を表すとき晶相という言葉を使う。特定の結晶面の異常発達による偏倚(い)結晶を表現する際に晶癖といい,結晶の外形の特徴は晶相と晶癖で表現できる。例えば,黄鉄鉱で五角十二面体,六面体,八面体,あるいは(210)・(100)・(111)などの聚(しゆう)形の表現は晶相というが,1対の(210)が異常に発達して菱面体状の外形や柱状の外形を示す場合には晶癖という。同一種結晶で晶相,晶癖などが種々変化に富むのは,成長中の外部条件の差によっている。偏倚結晶は,側圧,液の流動方向や対流に原因することが多く,晶相の変化が生ずる原因としては,特定面上への不純物分子や結晶の選択的吸着,成長のときの温度・圧力などの条件の差などに求められる場合が多い。
執筆者:砂川 一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...