智洞(読み)ちどう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「智洞」の解説

智洞(2) ちどう

1736-1805 江戸時代中期-後期の僧。
元文元年生まれ。浄土真宗本願寺派。京都浄教寺の住職。明和4年の智暹(ちせん)との対論で知られる。寛政9年西本願寺学林の7代能化(のうけ)となる。功存(こうぞん)の説をうけついで三業惑乱(さんごうわくらん)をひきおこし,幕府に処罰された。文化2年10月22日死去。70歳。京都出身。号は桃花坊。著作に「高僧和讃講林」「般舟讃講林」など。

智洞(1) ちどう

1728-1779 江戸時代中期の僧。
享保(きょうほう)13年生まれ。浄土真宗本願寺派。京坂にでて真宗学をまなぶ。郷里能登(のと)(石川県)菅原の明専寺住職となり,菅原智洞とよばれる。のち加賀(石川県)養法寺に転じた。安永8年死去。52歳。字(あざな)は信誓。号は如達,鏡花坊。著作に「勧導簿照」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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