書下ろす(読み)カキオロス

精選版 日本国語大辞典 「書下ろす」の意味・読み・例文・類語

かき‐おろ・す【書下】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 新しく論文、小説、戯曲などを書く。
    1. [初出の実例]「草稿を書(カ)き卸(オロ)序開きとして」(出典吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)
    2. 「他人の書下した台帳で芝居を演ってゐるやうで」(出典:煤煙(1909)〈森田草平〉一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android