精選版 日本国語大辞典 「書伝」の意味・読み・例文・類語
しょ‐でん【書伝】
〘名〙
① 書経の伝統的な注釈書。孔安国の孔伝、蔡沈の蔡伝などをいう。〔宋史‐芸文志〕
② 古人が書き記した書物。また、奥義などを書き記して伝えること。
※家伝(760頃)上「幼年好レ学、博渉二書伝一」
※神皇正統記(1339‐43)上「大倭と云ことは異朝にも領納して、書伝にのせたれば此国にのみほめて称するにあらず」 〔史記‐趙奢伝〕
かき‐つた・える ‥つたへる【書伝】
〘他ア下一(ハ下一)〙 かきつた・ふ 〘他ハ下二〙 書いて後世に伝える。
※続拾遺(1278)雑上・一一五五「いにしへの流れの末のたえぬかなかきつたへたる水茎の跡〈藤原家隆〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報