書癖(読み)ショヘキ

精選版 日本国語大辞典 「書癖」の意味・読み・例文・類語

しょ‐へき【書癖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 書物を愛好する性癖。読書を好む性癖。また、書物をむやみに収集したがる性癖。
    1. [初出の実例]「七八歳の比より書法文学等をならはしめ書癖のために家資をつくされ侍れ共」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)七)
    2. [その他の文献]〔高適‐古楽府飛龍曲〕
  3. 字の書きぐせ。ふでぐせ。

かき‐くせ【書癖】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かきぐせ」とも ) 書いた文字に見られる特有の傾向
    1. [初出の実例]「見慣れた自分の右下りの書きクセのある字ヅラが眼にうつると」(出典:月は東に(1970‐71)〈安岡章太郎〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「書癖」の読み・字形・画数・意味

【書癖】しよへき

読書癖。

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