月印千江之曲(読み)げついんせんこうのきょく(その他表記)Wǒlin ch'ǒngang-ji-gok

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「月印千江之曲」の意味・わかりやすい解説

月印千江之曲
げついんせんこうのきょく
Wǒlin ch'ǒngang-ji-gok

朝鮮,李朝初期の讃仏歌。李朝の世宗の作。楽章の代表的作品。首陽大君 (世宗の王子,のちの世祖 ) の手に成る釈迦の一代記『釈譜詳節』を土台として,釈迦の一生とこれにかかわる逸話などをうたい,衆生教化の業績を賛美した叙事詩。世宗 29 (1447) 年から同 31年の間に刊行されたと推定される。元来,上中下3巻に 582章内外の歌が収録されたと思われるが,現存するのは上巻だけである。『竜飛御天歌』『釈譜詳節』と並んでハングルで書かれた最古本の一つであり,15世紀の朝鮮語研究の貴重な資料。

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