日本歴史地名大系 「月蔵山」の解説 月蔵山がつぞうざん 長野県:上伊那郡高遠町高遠城下板町村月蔵山[現在地名]高遠町大字東高遠東高遠の城東にあり、南は三峰(みぶ)川、東は山室(やまむろ)川、西は藤沢(ふじさわ)川に囲まれた山塊で標高一一九二メートル、北は尾根続きで金沢(かなざわ)峠に連なる。安永八年(一七七九)成立の「木の下蔭」(蕗原拾葉)に、<資料は省略されています>とある。月蔵井筋は弘化四年(一八四七)に完成した藩直営の御用水で、口(ばらぐち)村赤坂(あかさか)から山室川の水を揚げ、月蔵山の西の山腹にめぐらして樋が沢(とよがさわ)に注ぎ、この沢より樋をふせて明神下で荒町(あらまち)と北村(きたむら)へ分水して用水に供し、流末は藤沢川へ落した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by