有機リン化合物(読み)ゆうきリンかごうぶつ(その他表記)organophosphorus compound

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有機リン化合物」の意味・わかりやすい解説

有機リン化合物
ゆうきリンかごうぶつ
organophosphorus compound

リンを含む有機化合物の総称。この場合,リン原子が炭素原子と直接結合しているものと,リン酸エステルとして結合しているものとがあり,自然界に存在しているのはおもに後者である。リンが核酸あるいは各種補酵素類の構成元素の一つであることや,有機リン化合物のうちに農薬として有効なものがあることが明らかにされてから,この化学は近年著しく進歩した。炭素原子とリン原子が直接結合しているものとしてよく知られているものにホスフィン,ホスフィンオキシド,ビホスフィン,ホスホニウム塩,ホスフィン酸,ホスホン酸,ホスホラン,アルキリデンホスホランなどのホスフィン誘導体がある。

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栄養・生化学辞典 「有機リン化合物」の解説

有機リン化合物

 有機リン剤ともいう(特に農薬の場合).リンを構成元素とする有機化合物.特に神経毒であるサリン,タブン,殺虫剤などに使われるリンを含む農薬であるパラチオン,テトラエチルピロリン酸,マラチオンなどが問題になる場合がある.抗コリンエステラーゼ作用を有するものが多い.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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