望廈条約(読み)ボウカジョウヤク

日本大百科全書(ニッポニカ) 「望廈条約」の意味・わかりやすい解説

望廈条約
ぼうかじょうやく

1844年7月、中国、マカオ近くの望廈村で、清(しん)国とアメリカの間に結ばれた最初の条約。不平等条約で、アメリカはこれにより、イギリスが南京(ナンキン)条約とその追加・補足条約で獲得した権利、つまり五港開港、領事裁判権、関税協定権、開港場における土地租借権と家屋教会の建設権などをほとんどすべて獲得した。そのほか、これには南京条約にはなかった、12年後に通商および航海に関してわずかな改正を行うための協議に関する規定が含まれていた。南京条約以後、期待したような貿易拡大を実現できなかったイギリスは、最恵国待遇条項によって獲得したこの条項を活用して、より有利な規定を実現するため、清朝圧力を加えた。

[小島晋治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む