朝倉寺(読み)あさくらじ

日本歴史地名大系 「朝倉寺」の解説

朝倉寺
あさくらじ

[現在地名]宮崎市金崎

本庄ほんじよう川右岸の段丘上にある。宝福山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。寺伝によれば日羅の開創とされ、日向七堂伽藍(日向七観音ともいう)の一つで、聖観音を安置する。永禄元年(一五五八)一屋昌音が中興開山。江戸時代は飫肥長持おびちようじ(現日南市)末寺。寛保二年(一七四二)建立と伝えるが、当寺には慶長年間(一五九六―一六一五)の棟札もあり、建立年代ははるかにさかのぼると思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android