日本歴史地名大系 「朝日山八幡神社」の解説 朝日山八幡神社あさひやまはちまんじんじや 山形県:酒田市旧平田郷地区大石村朝日山八幡神社[現在地名]酒田市生石矢流(やだれ)川の上流、出羽山地西麓に鎮座。法人名は八幡神社で、矢流川八幡とも称される。祭神は誉田別尊ほか三柱、旧郷社。弘仁年間(八一〇―八二四)山城国石清水(いわしみず)八幡を勧請(荘内年代記)、康平二年(一〇五九)野火で焼失し、同五年源義家により社殿が再建されたと伝え、朝日山城の鎮守であったという(山羽国風土略記)。当社の天正四年(一五七六)九月一〇日の武藤義氏寄進状によると、朝日山に八幡大菩薩を勧請したのが始まりで、同年善勝坊(延命寺か)が別当に任じられるとともに神領を寄進されている。同一八年には直江兼続の代官川村彦左衛門が造営料として一千刈所を寄進した(同年一二月二二日「川村彦左衛門寄進状」当社文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by