精選版 日本国語大辞典 「朝日焼き」の意味・読み・例文・類語 あさひ‐やき【朝日焼・旭焼】 〘 名詞 〙① 陶器の一種。慶長~承応(一五九六‐一六五五)頃の間に、山城国(京都府)宇治でつくったもの。小堀遠州の指図で茶器を焼いた。一時絶えたが、江戸末期に再興。② 毛筆の彩画に無色の釉(うわぐすり)をかけた石灰質の陶器。明治一六年(一八八三)頃、ドイツ人ワグネルおよび植田豊橘の始めたもので、花瓶、額皿など装飾品を主とし、初め吾妻焼(あずまやき)と呼んだ。明治三三、四年頃に廃絶した。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例