朝顔市(読み)アサガオイチ

大辞林 第三版の解説

あさがおいち【朝顔市】

朝顔を売る市。七月六日から三日間、東京入谷いりやの鬼子母神で行われる市が有名。 [季] 夏。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

朝顔市
あさがおいち

東京都台東区入谷(いりや)の鬼子母神(きしぼじん)の縁日に立つアサガオの市。とくに盛んになったのは明治に入ってからで、現在も7月6日から3日間にわたって、早朝4時ごろから夜遅くまで行われる。人出が多いのは夜であるが、以前は、朝日が出てからの朝顔は価値がないといわれた。木立(きだち)、右近(うこん)、行灯(あんどん)作り、小鉢など、変わり咲き、大輪咲きといったさまざまなアサガオが、境内から入谷通りにところ狭しと並べられる。浅草観音のほおずき市、駒込(こまごめ)の富士神社の植木市などとともに東京の風物詩になっている。[萩原秀三郎]

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世界大百科事典内の朝顔市の言及

【アサガオ(朝顔)】より

…化政期以降,花が大輪化し色彩も豊かになって,花や葉にも種々の変化がもたらされた。有名な東京入谷の朝顔市は,明治中期にはじめられたもので,一時中断していたが,第2次大戦後に復活し,7月6~8日に鬼子母神の境内で行われている。【飯島 吉晴】。…

【入谷】より

…当時,切花や鉢物の栽培地として知られていたが,幕末までにその中心は,西新井(足立区)や鹿骨(ししぼね)(江戸川区)へ移った。しかし明治以後開かれるようになった入谷の鬼子母神(真源寺)の朝顔市(鉢物市)は毎年7月6~8日に行われ,地口の〈恐れ入谷の鬼子母神〉とともに知られている。現在の行政地名としての入谷は,営団地下鉄日比谷線の入谷駅北東側一帯で,商店,住宅,工場が混在しており,家具製造業が盛んである。…

※「朝顔市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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