…化政期以降,花が大輪化し色彩も豊かになって,花や葉にも種々の変化がもたらされた。有名な東京入谷の朝顔市は,明治中期にはじめられたもので,一時中断していたが,第2次大戦後に復活し,7月6~8日に鬼子母神の境内で行われている。【飯島 吉晴】。…
…当時,切花や鉢物の栽培地として知られていたが,幕末までにその中心は,西新井(足立区)や鹿骨(ししぼね)(江戸川区)へ移った。しかし明治以後開かれるようになった入谷の鬼子母神(真源寺)の朝顔市(鉢物市)は毎年7月6~8日に行われ,地口の〈恐れ入谷の鬼子母神〉とともに知られている。現在の行政地名としての入谷は,営団地下鉄日比谷線の入谷駅北東側一帯で,商店,住宅,工場が混在しており,家具製造業が盛んである。…
※「朝顔市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...