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朝鮮の仏教 ちょうせんのぶっきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

朝鮮の仏教
ちょうせんのぶっきょう

三国時代,小獣林王2 (372) 年に前秦の僧順道によって初めて高句麗仏教が伝来された。その後百済には枕流王1 (384) 年に胡の僧摩羅難陀が,新羅には訥祇王 (在位 417~457) のとき,高句麗の僧墨胡子がそれぞれ伝えた。新羅統一時代には中国から華厳宗,北宗禅,南宗禅が伝えられ,末期には禅門九山がほぼ成立した。教系は戒律,法相,涅槃,法性 (三論) ,円融 (華厳) の五教と,曹渓 (禅) ,天台の両宗が成立した。李朝になると仏教を排斥し,儒教を保護する政策が行われ,仏教は衰微したが,西山大師休静 (1520~1604) が壬辰・丁酉の倭乱 (文禄・慶長の役) で僧兵を率いて国難を救ったため復興に向った。現在は禅の流れをくむ曹渓宗が仏教の最大の宗派としてまとまっており,仏教は尊重されている。

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