南丹市(読み)ナンタンシ

デジタル大辞泉 「南丹市」の意味・読み・例文・類語

なんたん‐し【南丹市】

南丹

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南丹市」の意味・わかりやすい解説

南丹〔市〕
なんたん

京都府中部,丹波山地が大半を占める市。北部由良川,中・南部大堰川とその支流園部川が流れる。中・北部は古生層の山地大部分を覆い,日本海に注ぐ由良川水系と大阪湾に注ぐ淀川水系の分水界を有する。2006年園部町,八木町,日吉町,美山町の 4町が合体し,南丹市となる。丹波の南部を占めることからその名がついた。中心市街地を形成する園部は園部川に沿う小盆地に位置し,近世から小出氏の城下町や,山陰道(国道9号線)と篠山街道(国道372号線)の分岐点にあたる宿場町として発展。市の北部では農林業,南部では米作や野菜の栽培が盛ん。大堰川には 1998年に日吉ダムが完成した。若森の普済寺にある観音堂,春日神社本殿,九品寺(くほんじ)の大門などは国の重要文化財に指定。多治神社で毎年 5月3日に行なわれる「田原の御田(たわらのおんだ)」は国指定重要無形民俗文化財。園部川上流には国指定名勝の瑠璃渓があり,るり渓府立自然公園となっている。茅ぶき屋根の民家が多く残る美山の北集落は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。大堰川,園部川沿いを JR山陰本線,国道9号線,京都縦貫自動車道(国道478号線)が走り,北部を国道162号線,南部を国道372号線と 477号線が通る。面積 616.40km2。人口 3万1629(2020)。

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日本歴史地名大系 「南丹市」の解説

南丹市
なんたんし

2006年1月1日:北桑田郡美山町船井郡八木町園部町日吉町合併・市制施行
【美山町】京都府:北桑田郡
【八木町】京都府:船井郡
【園部町】京都府:船井郡
【日吉町】京都府:船井郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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