精選版 日本国語大辞典 「期年」の意味・読み・例文・類語 き‐ねん【期年・朞年】 〘 名詞 〙① 丸一年経過してまたその月にかえること。一周年。まる一年。一か年間。[初出の実例]「免所居官。及官当者。朞年之後。降二先位一等一叙」(出典:律(718)名例)[その他の文献]〔春秋左伝‐儕公八年〕② 満一か年のうち。一年以内。特に服喪のとき一周忌が来ないうち。[初出の実例]「明日釈尊宴座停止、依二太上皇并皇后朞年中一也」(出典:左経記‐寛仁元年(1017)八月一日)③ =きねん(紀年)②[初出の実例]「望請、期年至者、国郡官司校二定国内之田数一」(出典:類聚三代格‐一五・仁寿三年(853)五月二五日)④ 定められたある年限。[初出の実例]「四年を以て一期とし国内に王たらしむ。蓋王賢にして賞罰正しければ期年(キネン)を重ねる事も有と歟」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例