木具（読み）きぐ

精選版 日本国語大辞典

き‐ぐ【木具】

〘名〙

① 檜の白木で作った器物。

※仮名草子・尤双紙（1632）上「きれいなる物の品々〈略〉木具(キグ) かはらけ」

② 特に足付きの折敷。足打折敷(あしうちおしき)。木具膳。

※親元日記‐寛正六年（1465）三月四日「御一献両所其木具土器御箸已下散_二金銀_一被_レ書_レ絵之御例云々」

※随筆・貞丈雑記（1784頃）七「木具(きぐ)と云はすべて檜の木の白木にて作りたる也〈略〉然るに今は足付の事斗を木具と云」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

き‐ぐ【木具】

１ 檜ひのきの白木などで作った、漆を塗らない器物。
２ 足付きの折敷おしき。木具膳きぐぜん。

出典　小学館

普及版 字通

【木具】もくぐ

木器。

字通「木」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」