20世紀日本人名事典 「木辺宣慈」の解説 木辺 宣慈キベ センジ 昭和・平成期の僧侶 真宗木辺派門主;錦織寺住職;特殊光学研究所所長。 生年明治45(1912)年4月1日 没年平成2(1990)年5月2日 出身地滋賀県 本名木辺 成麿 学歴〔年〕京都帝国大学文学部選科〔昭和17年〕卒 主な受賞名〔年〕吉川英治文化賞(第4回)〔昭和45年〕 経歴真宗木辺派(本山・錦織寺)門主を継ぐ。一方、子供の頃から天文学に興味を持ち、住職修業の傍ら、戦争中陸軍航空技術研究所の嘱託となり、日本でも数少ない天体望遠鏡の反射鏡磨きの専門家に。世界でも五指に入る名人となり、“レンズ和尚”の異名で知られ、特殊光学研究所所長もつとめた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木辺宣慈」の解説 木辺宣慈 きべ-せんじ 1912-1990 昭和-平成時代の僧。明治45年4月1日生まれ。大谷光瑞(こうずい)の甥(おい)。辻円証にまなび,真宗木辺派錦織寺の門主となる。かたわら京大花山天文台でレンズ研磨を研究し,天体望遠鏡の反射鏡研磨を生涯の仕事とする。磨いた反射鏡は2000面をこえ,木辺鏡とよばれた。昭和45年吉川英治文化賞。平成2年6月2日死去。78歳。滋賀県出身。京都帝大理学部卒。俗名は成麿(しげまろ)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例