木部花崗岩(読み)きべかこうがん

最新 地学事典 「木部花崗岩」の解説

きべかこうがん
木部花崗岩

Kibe granite

山口県柳井市から岩国市にかけて分布する約7km×3kmの中粒黒雲母花崗岩。4~9mmの自形性の強い長柱状結晶のアルカリ長石が特徴的。おもな構成鉱物は石英,アルカリ長石,斜長石および黒雲母。白雲母を伴うことがある。副成分鉱物はジルコン,りん灰石,および不透明鉱物,しばしば褐れん石を伴う。領家花崗岩類の岩体のひとつで,領家変成岩類に貫入し,北西部に同時期に活動した小規模ストックの氷室岳石英閃緑岩を伴う。氷室岳石英閃緑岩を熱源として蒲野花崗閃緑岩が部分溶融して木部花崗岩マグマとなり,岩体周囲の泥質変成岩と同化作用,また,同時期の氷室岳石英閃緑岩と混合作用しつつ分化して形成されたと考えられる。U-Pbジルコン年代は約98Ma。参考文献:E.Akasaki et al.(2015) Lithos,Vol 230: 82

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参照項目:蒲野花崗閃緑岩

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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