末正村(読み)すえまさむら

日本歴史地名大系 「末正村」の解説

末正村
すえまさむら

[現在地名]松岡町末政すえまさ

九頭竜くずりゆう川中州の中央にあり、東は下合月しもあいづき村、北西兼定島けんじようじま村。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では合月三村に含まれるが、すでに慶長六年九月九日付山川菊松宛結城秀康知行宛行状(山川家文書)に村名がみえる。正保郷帳によれば田方四六石余・畠方一八一石余。福井藩領。

安永二年(一七七三)福井藩金津領村鏡(高橋家文書)によると、田方三町二反七畝・畑方二町五反。


末正村
すえまさむら

[現在地名]美川町末正町

手取川扇状地西端部に位置し、西は長屋ちようや村。中島なかじま用水の分流ちびた川が集落の南を西流する。「親元日記」寛正六年(一四六五)九月二日条によると、幕府奉公衆杉原伊賀守の知行分である「水嶋保内末正名」が白山本宮の東神主に押領されたため、同名を杉原氏に引渡すことが本宮長吏に命じられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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