すえなし‐がわすゑなしがは【末無川】
- 〘 名詞 〙 川の下流が、蒸発したり地下にしみこんだりして地表から消滅しているもの。扇状地や砂丘地帯で見られ、大規模なものは砂漠に多い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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末無川【すえなしがわ】
河口をもたない河川。乾燥した砂漠の川や扇状地の川などでは流量の多いときは下流まで水があるが,平時には蒸発,浸透によって,下流が河原だけの末無川になる。
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末無川
すえなしがわ
wadi-like stream
末端部で河水が陸地内に消失するような河川。尻無川ともいう。大規模なものは砂漠地方に多いが,砂漠以外の地域でも,沖積扇状地にみられることがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の末無川の言及
【川】より
…上流では流水があるが,河水が蒸発したり,地下に伏流したりして,下流で流水がみられなくなる川がある。これを末無川といい,上流は比較的多雨の山地や氷雪のある山地に発し,下流は乾燥地域に入る河川に多い。日本では扇状地にみられる。…
※「末無川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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