本古川町
もとふるかわまち
[現在地名]長崎市古川町・万屋町
東古川町の西、中島川左岸にある長崎外町の一ヵ町で、船手に属した。町並はほぼ南北に形成される。はじめ古川町のうちで、大村領戸町村古河からの移住者によって開かれたとされる。正保四年(一六四七)の外町箇所数帳(柏原家文書)に古河町とみえ、箇所数一四二。寛文三年(一六六三)の大火で六二八間四尺・家数一五四を焼失(寛宝日記)、また被害にあった目明し唐人が家屋敷を請い、古川町の闕所屋敷(西五間・入一四間半)を与えられた(唐通事会所日録)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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