本納(読み)ほんのう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「本納」の意味・わかりやすい解説

本納
ほんのう

千葉県中部、茂原市(もばらし)北部の一地区下総台地(しもうさだいち)と九十九里平野接点に位置する。JR外房線本納駅があり、国道128号が通る。中世、黒熊氏の城下町江戸時代は1、6の日に六斎市(ろくさいいち)が開かれ、農村市場として発展を遂げた。付近の畑では貸鉢用植木の生産が盛んである。南部茂原工業団地がある。

[山村順次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本納」の意味・わかりやすい解説

本納
ほんのう

千葉県中部,茂原市北部の地区。旧町名。 1972年茂原市に編入下総台地九十九里平野の接触線上に発達した市場町。中世には城下町で,近世には1と6の日に市場が開かれたが,近年商業的機能の中心は茂原地区に移った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android