日本歴史地名大系 「本願寺名古屋別院」の解説 本願寺名古屋別院ほんがんじなごやべついん 愛知県:名古屋市中区門前町本願寺名古屋別院[現在地名]中区門前町浄土真宗本願寺派。本尊は木造阿弥陀如来立像。伊勢国長島(ながしま)の門徒が伊勢国桑名(くわな)郡杉江(すぎえ)村(現三重県桑名郡長島町)に蓮如の次男実恵を住持に招いて創建した願証(がんしよう)寺に始まる。同寺は尾張・伊勢・美濃三国の小本山に定められた(尾張名所図会)が、天正二年(一五七四)九月、門徒一揆の敗亡のため廃寺。ところが本山の顕如は織田信雄に請い、これを清須(きよす)に再興した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by