朱筆(読み)シュヒツ

デジタル大辞泉 「朱筆」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ひつ【朱筆】

朱墨で書き入れや修正などをするのに使う筆。しゅふで。
朱でする書き入れや修正。あか。「校閲者の朱筆

しゅ‐ふで【朱筆】

しゅひつ(朱筆)1」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「朱筆」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ひつ【朱筆】

  1. 〘 名詞 〙 朱墨で書き入れ、訂正などをするのに使う筆。また、朱墨による書き入れ。添削
    1. [初出の実例]「依を画するに一点の朱筆、誤て仏の御背の上に付けり」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)
    2. [その他の文献]〔漢学師承記‐張

しゅ‐ふで【朱筆】

  1. 〘 名詞 〙 朱墨で書き入れや訂正などをするのに用いる筆。しゅひつ。
    1. [初出の実例]「朱ふででわるいぶんをよこんにじっと朱をひいたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一二)
    2. 「土曜日毎の清書には、教師も朱筆(シュフデ)を投じて驚く斗り」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉二)

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普及版 字通 「朱筆」の読み・字形・画数・意味

【朱筆】しゆひつ

朱で書く。校訂などに用いる。〔雲麓漫鈔、四〕宋景(き))、書を修む。稾は表紙の朱界を用ひ、貼(でふ)して界するに筆を以てを書し、傍らに朱筆を以て之れを改む。

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