杉神社(読み)すぎじんじや

日本歴史地名大系 「杉神社」の解説

杉神社
すぎじんじや

[現在地名]奈義町広岡 正頭山

広岡ひろおか豊沢とよさわの両集落境に鎮座祭神は大穴牟遅命、旧村社。「東作誌(沢村の項)に記す杉大明神を前身とし、さわ(豊沢)・広岡村の氏神。寛元元年(一二四三)出雲大社の分霊を勧請し、広岡郷総社杉大明神と称したという(美作国神社資料)。宝暦五年(一七五五)の寺社堂庵書上帳(豊沢誌)によると文明一四年(一四八二)森安刑部大輔の創建で、本殿はこのときの建造という(美作国神社資料)。元禄五年(一六九二)津山藩主森氏の病気平癒の祈願があり、平癒後社殿の修理料として広岡村に田四畝六歩の寄進を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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