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李慈銘 りじめいLi Ci-ming

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

李慈銘
りじめい
Li Ci-ming

[生]道光10(1830)
[没]光緒20(1894)
中国,清末の学者,文学者。浙江省会稽の人。字,式侯,き伯。号,蓴客 (じゅんかく) 。光緒6 (1880) 年 51歳で進士に及第。戸部郎中から山西道監察御史に進み,しばしば上書して国事を論じた。日清戦争勃発の際,深く時事を憂い喀血して死んだ。科挙には失敗を重ねたが,博学で知られ,著書も多く,また文壇の重鎮として駢文 (べんぶん) ,詩,詞に名が高かった。同治2 (63) 年から光緒 15 (89) 年までの 26年間にわたるその日記『越縵堂日記』は多彩な内容で,当時の文学,思想,社会を知るための貴重な資料となっている。主著『十三経古今文義彙正』『越縵経説』『後漢書補正』『湖塘林館駢体文鈔』など。

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世界大百科事典 第2版の解説

りじめい【李慈銘 Lǐ Cí míng】

1829‐94
中国,清代末期の学者,文人。字は愛伯。浙江省会稽県の名門の出身。売田買官のあと51歳で進士,日清戦争時には監察官。その《越縵堂日記》は1854年(咸豊4)から94年(光緒20)までの間に,彼が学者として約1000種の書籍の考証・批評を,また在郷の名士ないしは在京の中級官僚として,文学を通しての交際,さまざまな収入と支出の実態,太平天国の乱とその後の政治社会の動向などを,綿密に書き綴った記録である。【松村 昂】

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