旺文社世界史事典 三訂版 「李 斯」の解説
李 斯
りし
法家の人で,秦の政治家
荀子 (じゆんし) に学び,始皇帝は彼の計略を用いて天下を統一した。封建制に反対し,郡県制を徹底させ,異説を唱えて今世をそしることを禁じ,焚書・坑儒 (ふんしよこうじゆ) を行った。また文字・度量衡の統一,宮殿の造営,匈奴 (きようど) や南越の征伐などを立案し,丞相として秦の統一政治に大きく貢献した。帝の死後,2世皇帝を擁立したが,のち宦官 (かんがん) 趙高の術策に陥って処刑された。
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