材木村(読み)ざいもくむら

日本歴史地名大系 「材木村」の解説

材木村
ざいもくむら

[現在地名]大江町材木

月布つきぬの支流真赤沢まつかざわ川沿いにあり、平地は少なく緩斜地と山地からなる。集落は真赤沢川とその支流の久保くぼ川に挟まれた緩傾斜地にあり、その南に耕地が広がる。東は所部ところぶ村。西の田代たしろ山を越して小清こせい村・田代朝日あさひ岳への道はよく使われ、南のやけ野、大暮山おおぐれやま村・大沼おおぬま(現朝日町)への道もあり、西五百川にしいもがわ(現同上)との交流が深い。


材木村
ざいもくむら

[現在地名]津幡町材木

材木川上流、仮生けしよう村の南に位置。中世井家いのいえ庄の内。天文一〇年(一五四一)四月五日の井家庄本所方神事銭請取案(藤岡氏所蔵文書)に「さい木道金」四三文、「さい木上兵衛」四八文、「さい木番頭」八五文の三通がある。同年六月八日の禅頭銭請取案(同文書)には「さいもく」の道金・うゑ兵衛・番頭とみえ、金額はそれぞれ四月と同額。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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