村上隆吉(読み)ムラカミ リュウキチ

20世紀日本人名事典 「村上隆吉」の解説

村上 隆吉
ムラカミ リュウキチ

明治・大正期の男爵,官僚 農商務省水産局長。



生年
明治10(1877)年3月7日

没年
昭和9(1934)年12月15日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大独法科〔明治35年〕卒

経歴
東京高師付属中学校、第一高等学校を経て、明治35年東京帝大を卒業。翌36年農商務省に入り、39年欧州各国に派遣され、帰国後は保険事務官兼農商務参事官、水産講習所教授、特許局事務官などを歴任。大正6年特許局長、7年水産局長を務め、13年依願退官した。15年父の隠居により家督を継ぎ、男爵を襲爵。以来、水産界の長老として、帝国水産会・中央水産会・日本冷凍協会・全国淡水業連合会・東京水産会などの会長、三陸冷蔵会社・日本冷凍輸出会社の重役を務めた。また人口食糧問題、農村経済更正委員などの公職にあった。著書に「保険法論」「くろ潮」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村上隆吉」の解説

村上隆吉 むらかみ-りゅうきち

1877-1934 明治-大正時代の官僚。
明治10年3月7日生まれ。村上敬次郎長男。農商務省にはいり,大正6年特許局長,7年水産局長。退官後は帝国水産会,中央水産会などの会長。昭和9年12月15日死去。58歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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