東アフリカ開発銀行(読み)ひがしアフリカかいはつぎんこう(その他表記)East African Development Bank

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東アフリカ開発銀行」の意味・わかりやすい解説

東アフリカ開発銀行
ひがしアフリカかいはつぎんこう
East African Development Bank

1967年6月に調印された東アフリカ協力条約に基づき,同年 12月にケニアタンザニアウガンダ3国が参加して発足した銀行で,東アフリカ共同体の一機関。おもな任務は参加国の工業開発に対する財政的,技術的援助を促進すること。当初資本金は1億 2000万シリング (600万イギリス・ポンド) で,タンザニアとウガンダにおのおの 38.75%を優先的に融資し,ケニアの工業化とのバランスをとることにした。本部はウガンダの首都カンパラにおかれ,運営は参加国が任命する理事 (会) によって行われる。しかし,1970年代に入ってから加盟3ヵ国の相互関係が悪化したため,事実上解体した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android