東サハラ遺跡群(読み)ひがしさはらいせきぐん(その他表記)East Sahara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東サハラ遺跡群」の意味・わかりやすい解説

東サハラ遺跡群
ひがしさはらいせきぐん
East Sahara

アフリカ,東サハラの遺跡群。 1980年代に入り,欧米各国の調査団が調査を開始するまでこの地域は考古学調査の空白地帯であった。遺跡は前期旧石器時代末,中期旧石器時代後半,中石器時代から初期新石器時代に限られている。なかでも完新世の時期の遺跡は目立った存在で,前8千~前3千年紀にかけて,ナイル川流域よりも早い時期にウシオオムギ,独自の土器など,アフリカ土着の要素から成る新石器文化を誕生させている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む