東の市(読み)ひがしのいち

精選版 日本国語大辞典 「東の市」の意味・読み・例文・類語

ひがし【東】 の 市(いち)

  1. 令制で、京の東西に設けられた市のうちの東のもの。左京にあり、平城京では八条三坊、現在の奈良市東九条のあたりになる。平安京では、七条二坊二保の四町をしめ、その四辺に二町ずつの外町が接していた。現在の西本願寺のあたりになる。毎月一日より一五日まで開き、一六日以後は西市が開かれ、期間中正午より日暮まで営業した。延喜式には取り扱う品目を東市五一品目、西市三三品目としている。→西の市
    1. [初出の実例]「而るに、東の市の筆工、趙士、次(ついで)に当に」(出典今昔物語集(1120頃か)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 筆工 初出

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む