東家ノ上遺跡(読み)ひがしいえのうえいせき

日本歴史地名大系 「東家ノ上遺跡」の解説

東家ノ上遺跡
ひがしいえのうえいせき

[現在地名]八鹿町小山

八木やぎ川と小佐おさ川に挟まれた丘陵から南に派生した小丘陵の突端部に位置する。弥生時代前期末から中期前半期の高地性集落で、重複して古墳十数基があり、たにI地区では掘立柱建物跡・礎石建物跡など奈良・平安時代の遣構もみられる。遺跡は北西から北東に延びる標高一〇〇―一〇三メートルおよび八七―九二メートルの丘陵頂上部を中心に展開する。昭和五八年(一九八三)・同六三年・平成元年(一九八九)発掘調査が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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