東山(山地)(読み)ひがしやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東山(山地)」の意味・わかりやすい解説

東山(山地)
ひがしやま

京都市街東縁の丘陵性山地。北は如意ヶ岳(にょいがたけ)(472メートル)から南は伏見(ふしみ)桃山まで連なり、京都盆地山科(やましな)盆地とを分けている。老年期の温和な山容を呈し、山麓(さんろく)には銀閣寺(ぎんかくじ)、南禅寺(なんぜんじ)、知恩院(ちおんいん)、八坂(やさか)神社、清水寺(きよみずでら)など、京都の代表的な名所旧跡が集まる。中央の将軍塚からは京都市街を一望でき、山麓の蹴上(けあげ)からは東山ドライブウェイが通じる。

織田武雄

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