東岱(読み)トウタイ

精選版 日本国語大辞典 「東岱」の意味・読み・例文・類語

とう‐たい【東岱・東黛】

  1. ( 「とうだい」とも )
  2. [ 1 ]
    1. [ 一 ] ( 「岱は」泰山のこと ) 中国の泰山の別称。五岳中、東方にあるところからいう。〔後漢書‐皇甫規伝〕
    2. [ 二 ]とうたい(東台)[ 二 ]
      1. [初出の実例]「Totai(トウタイ)ニ ツエヲ ヒク〈訳〉上野を散歩する」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
  3. [ 2 ] ( 中国で人が死ぬと、その魂魄が泰山に還るとされていたところから ) 墓地のある山。魂のさまようところ。転じて、日本では火葬墓地のある場所と考えられることもあった。
    1. [初出の実例]「東岱之暗魂、北芒之朽骨」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・供養自筆法華経願文〈兼明親王〉)
    2. 「馬嵬(ばぐゎい)野辺鳥部山、東黛(トウダイ)前後の夕の烟」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)
    3. [その他の文献]〔白居易‐対酒詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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