コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

東方紅 とうほうこうDong-fang-hong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東方紅
とうほうこう
Dong-fang-hong

中国の歌曲元来は陝西省北部の民謡で,1942年李有源が作詞したもの。「東のほうが赤くなり,太陽がのぼる。中国毛沢東が出た…。」という毛沢東賛歌が文化大革命で一躍クローズアップされ,在来国歌義勇軍行進曲』 (田漢作詞,聶耳〈しょうじ〉作曲) に代って,広く国歌同様に歌われるようになった。なお,70年4月に打上げられた中国の第1号人工衛星は,これにちなんで「東方紅」と名づけられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

とうほうこう【東方紅 Dōng fāng hóng】

中国の歌曲。中国共産党とその主席の毛沢東をたたえた曲で,中華人民共和国成立後,文化大革命終束(1976)まで,国歌のように愛唱された。抗日戦争中,陝西省北部の民謡をもとに農民作家の李有源(1903‐55)が歌詞をつけたもので,ゆったりとした荘重なメロディと,毛沢東を〈救いの星〉とたたえる歌詞には,革命期の中国農民の素朴な感情がこめられている。ちなみに,第1番の歌詞は大意,次のごとくである。〈東の空が赤く染まり 太陽が昇る 中国に毛沢東が現れた あのお方はおれたちに幸せをもたらしてくれる あのお方は救いの星だ〉。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の東方紅の言及

【中華人民共和国】より

…国歌は,田漢作詞,聶耳(じようじ)作曲の《義勇軍行進曲》である。一時期,毛沢東と中国共産党を称えた《東方紅》が,事実上,準国歌のような扱いをうけたこともあるが,文化大革命(以下,文革と簡称)の収束とともにそのようなことはなくなった。国章は,上空に五つの星が輝く天安門を,歯車と穀物の穂がとりかこむ図案である。…

※「東方紅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

東方紅の関連キーワードルオヤン(洛陽)特別市宇宙開発史(年表)長征ロケット呉 儀洛陽康濯

今日のキーワード

チームパシュート

スピードスケートや自転車競技の一。複数人でチームを組み、隊列を組んで一定の距離を走り、速さを競うもの。団体追い抜き競技。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android