東海義易(読み)とうかい ぎえき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「東海義易」の解説

東海義易 とうかい-ぎえき

?-1497 室町時代の僧。
遠江(とおとうみ)(静岡県)の曹洞宗(そうとうしゅう)普済寺華蔵義曇(けぞう-ぎどん)に師事し,その法をつぐ。嘉吉(かきつ)元年三河(愛知県)豊川妙厳寺(豊川稲荷)をひらいた。明応6年3月29日死去。三河出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の東海義易の言及

【豊川稲荷】より

…現在の豊川市はその門前町である。妙厳寺は,1441年(嘉吉1)に東海義易が開創した名刹で,1602年(慶長7)には朱印地45石を受けている。伝説によると,道元の弟子にあたる寒巌義尹(かんがんぎいん)が,康元年間(1256‐57)に入宋(につそう)して帰朝の途次,狐に乗った霊神が船上に現れて,自分は吒枳尼真天(だきにしんてん)であり,仏法を守護すると告げた。…

※「東海義易」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android