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普済寺 ふさいじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

普済寺
ふさいじ

東京都立川市にある臨済宗建長寺派の寺。文和4 (1355) 年,武蔵七党の1つ西党から出た立川宮内少輔宗恒を開基,建長寺 36世物外可什 (もつがいかじゅう) を開山として創建。立川一族滅亡後,その館跡に移転された。 14世紀後半には約 40年の歳月をかけて『五部大乗経』 200巻がこの寺で出版された。延文6 (1361) 年の銘のある六面石幢 (周囲六面に仁王と四天王が配されている) が国宝に指定されているほか,開山座像,文永 12 (1275) 年から応永 25 (1418) 年にかけて制作された板碑 63枚など,貴重な文化財を所有している。

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デジタル大辞泉の解説

ふさい‐じ【普済寺】

東京都立川市にある臨済宗建長寺派の寺。山号は、玄武山。開創正平8=文和2年(1353)、開山は物外可什(もつがいかじゅう)。正平16=延文6年(1361)銘の石幢(せきどう)は国宝。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

普済寺
ふさいじ

東京都立川(たちかわ)市柴崎(しばざき)町にある臨済(りんざい)宗建長寺派の寺。玄武山(げんぶさん)と号する。1353年(正平8・文和2)立川一帯の領主立川宮内少輔(くないしょうゆう)宗恒(むねつね)が鎌倉建長寺から物外可什(もつがいかじゅう)を招いて開山として建立。立川氏の庇護(ひご)のもとに栄え、1363年(正平18・貞治2)ごろより約40年にわたり普済寺版大乗経典を刊行した。その後、高幡(たかはた)城主平重能(しげたか)、北条氏の外護(げご)があり、1691年(元禄4)までに方丈、仏殿、山門、庫裡(くり)、鐘楼、塔頭(たっちゅう)が復興された。寺宝には、1361年(正平16・康安1)物外の弟子性了(しょうりょう)が建立した六面石幢(せきどう)(国宝)や板碑がある。1995年(平成7)火災で本殿などを消失、国指定重要文化財であった、1370年(建徳1・応安3)啓端(けいたん)・性了などが造立した開山物外和尚坐像(おしょうざぞう)は翌年指定を解除された。[菅沼 晃]

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