東竹院(読み)とうちくいん

日本歴史地名大系 「東竹院」の解説

東竹院
とうちくいん

[現在地名]熊谷市久下

荒川が南西背後を流れる。曹洞宗、梅竜山久松寺と号し、本尊は釈迦如来。常陸孝顕こうけん(現茨城県結城市)末寺であった。古くは天台宗で、建久二年(一一九一)久下重光開基開山の月担承水は安貞元年(一二二七)没。天文一四年(一五四五)深谷城主上杉憲賢が母の菩提を弔うため再建、孝顕寺五世的翁文中を招いて中興開山とし、曹洞宗に改めた(以上「風土記稿」など)。龍淵寺年代記(東京大学史料編纂所影写本)には、永禄二年(一五五九)七月一二日に「東竹院寺家移」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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