東長江村(読み)ひがしながえむら

日本歴史地名大系 「東長江村」の解説

東長江村
ひがしながえむら

[現在地名]松江市東長江町

東は成相寺じようそうじ村・古曾志こそし村、西は西長江村、南は宍道湖に臨む。北端にある朝日あさひ(三四一・八メートル)は北山山系の主峰で、「出雲国風土記」に記載の秋鹿郡神名火かんなび山、朝日山から発して宍道湖に注いでいる東長江川は風土記の長江川に比定される。湖岸を杵築道が通り、一里塚郡崎こおりざきにあった。郡崎を秋鹿郡家の推定地とする説がある。郷帳類などには西長江村と合せ長江村とみえる。

東長江村
ひがしながえむら

[現在地名]富山市長江一―五丁目・長江東町ながえひがしまち一―三丁目・長江新町ながえしんまち一―四丁目・長江など

いたち川の東部赤江あかえ川左岸に位置し、五百石ごひやつこく往来が通る。南東天正寺てんしようじ村。正保郷帳では高八六四石余、田方五七町三反余・畑方三反、新田高五六石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高六九四石、免三ツ九歩、小物成は鮭役三匁・鮎川役一匁、明暦三年(一六五七)・万治元年(一六五八)の新田高七石のほか、同三年の「富山領替地稲荷新村高之内残り分」の二三石があった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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