…江戸前期の俳人。姓は松倉,名は盛教,通称は又五郎,また文右衛門,甚兵衛。初め板倉侯に仕えたが,1691年致仕,江戸浅草に住んだ。延宝期(1673‐81)以来の蕉門俳人で,《桃青門弟独吟廿歌仙》以後諸書に入集,92年《罌粟合(けしあわせ)》を刊行したが,翌年8月27日没。芭蕉は〈悼嵐蘭詞〉を書いて剛直清廉の士であったことを称し,これを悼んだ。〈はつ市や雪に漕来る若菜船〉(《猿蓑》)。【石川 八朗】…
※「松倉嵐蘭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...