20世紀日本人名事典 「松村明」の解説
松村 明
マツムラ アキラ
- 生年
- 大正5(1916)年9月3日
- 没年
- 平成13(2001)年11月22日
- 出生地
- 東京市神田区錦町(現・東京都千代田区)
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学文学部国文学科〔昭和15年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲三等旭日中綬章〔平成2年〕
- 経歴
- 鹿児島大学助教授、東京女子大学助教授を経て、昭和28年お茶の水大学助教授、34年東京大学助教授、37年教授。52年定年退官し名誉教授。実証主義に基づいた方法を開拓、蘭学などの洋学研究を通じて近代国語史学を発展させた。また三省堂の国語辞典「大辞林」の責任編集長をつとめ、29年の歳月をかけて63年に刊行。現代語の語義を優先した記述などで改訂版を合わせ約100万部のベストセラーとなる。平成7年には小学館「大辞泉」を監修。この間、3年まで国語審議会委員を9期つとめ、「常用漢字表」「外来語の表記」などの改定に携わった。著書に「江戸ことば・東京ことば」「洋学資料と近代日本語の研究」「日本語の展開」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報