松田常憲(読み)マツダ ツネノリ

20世紀日本人名事典 「松田常憲」の解説

松田 常憲
マツダ ツネノリ

大正・昭和期の歌人



生年
明治28(1895)年12月1日

没年
昭和33(1958)年3月13日

出生地
福岡県甘木市秋月町

学歴〔年〕
国学院大学高師部国漢科卒

経歴
教員生活をしながら、中学時代から短歌を作り、大正6年「水甕」に参加、のち同誌3代目主宰者となる。15年「ひこばえ」を刊行。他の歌集に「三径集」「好日」「春雷」「凍天」「長歌自叙伝」「秋風抄」などがある。昭和22年教員を辞し、以後は著作に専念した。長歌体で新生面を開拓し、「長歌自叙伝」は芸術院賞候補に挙げられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松田常憲」の解説

松田常憲 まつだ-つねのり

1895-1958 大正-昭和時代の歌人。
明治28年12月1日生まれ。岐阜県各地の中学,高等女学校教職をつとめる。歌は岩谷莫哀(いわや-ばくあい),石井直三郎師事。昭和2年「水甕(みずがめ)」の編集にくわわり,のち主宰する。昭和33年3月13日死去。62歳。福岡県出身。国学院大卒。歌集に「ひこばえ」「好日」など。
格言など】ありし日に父がひきたる大弓の紫の房は色あせにけり(秋月城址の歌碑)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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