松葉牡丹(読み)マツバボタン

デジタル大辞泉 「松葉牡丹」の意味・読み・例文・類語

まつば‐ぼたん【松葉×牡丹】

スベリヒユ科一年草。茎は地をはい、多数の枝に分かれ、紅色を帯びる。葉は細くて肉厚。夏、紅・黄・白色などの5弁花を朝に開き、昼ごろにしぼむ。ブラジル原産で、花壇などに植えられ、八重咲きの品種もある。ポーチュラカ。アメリカぐさ。 夏》「おのづから―に道はあり/虚子

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精選版 日本国語大辞典 「松葉牡丹」の意味・読み・例文・類語

まつば‐ぼたん【松葉牡丹】

〘名〙 スベリヒユ科の一年草。ブラジル原産で、江戸末期に渡来した。観賞用に栽培される。高さ約一〇センチメートル。茎は地面をはい、葉とともに肉質。葉は線形で長さ一~二センチメートル。夏から秋にかけ、茎頂に径約三センチメートルの五弁花が咲く。花は赤・黄・白・紫色などで絞りや八重咲きのものもあり、晴天の日に開花し、午後にはしぼむ。葉を松に、花を牡丹にみたててこの名がある。はなまつな。ポーチュラカ。《季・夏》 〔開化新題歌集(1878)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「松葉牡丹」の解説

松葉牡丹 (マツバボタン)

学名Portulaca grandiflora
植物。スベリヒユ科の一年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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